教えるということ
こんにちは、仁藤です。
今年度は3校の授業を担当しています。
また、Jcom湘南さんで高校生向けの公開授業を行っています。
それらを授業する中で気が付いたこと。
それは、結果を教えるのではなく、プロセスを身に付けさせることの大切さです。
例えば、論コミの授業であれば
「文章が論理的にかけている」
「要約文が書けている」
というのは結果です。
生徒を注視していると、結果としては解答例のような
文章を完成させている生徒でも、その解答プロセスを見ると
全く論理的に行えていないことがあります。
これは、作品としてはできていますが、長い目で見るとできていません。
わかっているようで、わかっていません。
この子たちをいかに授業内であぶり出し、
彼らに正解をもとめるのではなく、そのプロセスの習得を目指すように
仕向けられるかというのが、最近の私のテーマです。
そこで、今年から要約指導の方法を少し変えています。
具体的には、要約の意思決定のプロセスをいちいち発表させるという方法です。
「なぜ、それが重要だと思ったのかを生徒自身に説明させる」練習を
授業の中に沢山組み込んでいます。
友達の説明を聞くと、これまで「なんとなく」文章を書いていた生徒にも
気付きがあるようで、生徒の答案のプロセスが変わってきました。
これがなかなか生徒の力になっているようです。
まだまだ始めたばっかりなのですが、
これからも生徒の変化を注視して授業を改善していきます。
仁藤
2015年7月 2日 13:44 | 記入者: 仁藤