教えるということ

こんにちは、仁藤です。

現在、各学校では期末テスト中です。
今年度は3校の授業を担当しています。
また、Jcom湘南さんで高校生向けの公開授業を行っています。

それらを授業する中で気が付いたこと。
それは、結果を教えるのではなく、プロセスを身に付けさせることの大切さです。

例えば、論コミの授業であれば
「文章が論理的にかけている」
「要約文が書けている」
というのは結果です。
生徒を注視していると、結果としては解答例のような
文章を完成させている生徒でも、その解答プロセスを見ると
全く論理的に行えていないことがあります。
これは、作品としてはできていますが、長い目で見るとできていません。
わかっているようで、わかっていません。

この子たちをいかに授業内であぶり出し、
彼らに正解をもとめるのではなく、そのプロセスの習得を目指すように
仕向けられるかというのが、最近の私のテーマです。

そこで、今年から要約指導の方法を少し変えています。
具体的には、要約の意思決定のプロセスをいちいち発表させるという方法です。
「なぜ、それが重要だと思ったのかを生徒自身に説明させる」練習を
授業の中に沢山組み込んでいます。
友達の説明を聞くと、これまで「なんとなく」文章を書いていた生徒にも
気付きがあるようで、生徒の答案のプロセスが変わってきました。
これがなかなか生徒の力になっているようです。

まだまだ始めたばっかりなのですが、
これからも生徒の変化を注視して授業を改善していきます。

仁藤

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