今年も一人ずつデータで確認

梅嶋です。

今週は、論理的であることの重要性を改めて気づかされました。

第一に、鈴鹿高校で論理コミュニケーションを学ぶ新一年生のデータだ。今週、全員分の回答、論理コミュニケーション力測定テストcollaboyouの計測結果、そして電子ペンアノトを用いて構築した論理コミュニケーションの時系列分析機(通称、論理コミュニケーション版CTスキャン)の測定結果を一つずつ精査しました。夕方から初めて終わったら22時でした。

生徒の論理コミュニケーション力は、かなり成長してきている。これまでの我々の研究では、論理コミュニケーション力は受験偏差値に相関があり、さらに就職で求められる力と相関が高いことが判明している。しかし、今回のデータは、これまでの検証結果を覆しそうだ。論理コミュニケーションは偏差値などと関係なく育成可能、加えてこのような能力は全員保有しているから就職試験の合否の基準にならない。

第二に、論理性の有無に年齢は無いということだ。生徒と先生のコミュニケーションを対象に面白い研究を始めた高校生。結論を論理的に導き出したいから1時間半の議論があっという間に過ぎてしまった。そして、一度も論点がずれることがない。

一方、大人の議論はどうか?正直、高校生の議論に論理性の観点で負けている議論が多かった。論点が飛ぶ、発散する。言いたいことが次々に言われているだけ。深まらない議論。議論自体が目的化しているからなのか。。。

論理的コミュニケーション。あなたもいかがですか?下記教科書でこっそり一人でも始められます。

 

教科書「論理コミュニケーション」

 

 

 

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