バベルの塔再び。
新しい携帯にしたときって、説明書読みますか?
1. とりあえず、電話やメールができることが大事
電話とメールの機能をどのように使うか、というところでは初めてというところもあり、
少し慎重に操作などを確認しながらやるかもしれませんね。場合によっては、説明書など読んだりするでしょう。
使っているうちに、もう電話とメールはプロ。電話帳から簡単に電話をかれられるし、
タイピングも速くなるし、絵文字やショートカットなども使いこなせるようになりますよね。
2. そのほかの機能もいじってみる
携帯電話の基礎機能の電話とメールがわかったら、ほかの機能については、
携帯をいじりながら理解していくことってないでしょうか。
たとえば、カメラとか、わざわざ説明書を見なくても、いろんなボタンを押してみて、
前後カメラの切り替えだったり、シャッターボタンを見つけたり、ビデオに変えてみたり。
撮った写真は、わざわざアルバムを開けなくてもカメラからジャンプできるんだーってことなどを
使いながら理解していく。失敗もあると思います。
例えば、シャッターボタンのつもりが、間違えてホームボタン押してしまったり
(iPhoneユーザーさん、理解してほしいです。笑)、
アルバムからどうやってカメラに戻るのかわからなくなったり。
そんなこんなで、いろんな携帯の機能を学んでいきますよね。
1ヶ月もすればもう、目覚まし時計や、電卓、カレンダー、他のアプリなど使いこなしてるんじゃないでしょうか。
3. たまにある新発見
もう基本的にはなにも困ることはないユーザーなんだけど、
友達の使い方をみて新発見があるときはないですか?
ホームボタンと上のボタンでスクリーンショットが撮れる(iPhone)とか、
ホームボタン長押しでSiriを呼び出せるとか。(私、これまさに、最近教えてもらいました。笑)
基本は使えるので、なにも不自由はないのですが、新たな機能を知って、更にレベルの高いユーザーに。
英語を携帯電話と同じコミュニケーションツールと考えれば、この方法と、
これくらいの気軽さで学べばよいと思っています。
文字を打つときは絶対フリック入力!とかないでしょう?ローマ字打ちでも平仮名打てます。
それで、どっちの人も文字を書いて、コミュニケーションできてる。
スマートフォンでフリック入力してない人を笑うなんて、ばかばかしいでしょう?そんなの人それぞれじゃないですか。
「英語は津波のように他の言葉を消し去ってしまうものではない。(中略)
英語はアメリカが強制しているのではない。世界が必要としているのだ。」(下のTED動画より)
携帯電話みたいに、みんなが使うものだとして、それでみんなコミュニケーションしていて、
そこには、「正しい、唯一の使い方」なんかないとしたら、英語もそれと同じ状況になっていると思います。
使うための最低限の共通のルールはあるとしても、通じ合うことが第一の目的だとしたら、
発音が変だとか、ちょっとした文法が間違ってるとか、気にする必要はありません。
「英語は世界共通の問題を解決するための共通の言語となりうる。」(下のTED動画より)
昔神様がバベルの塔を作った人間たちにバツを下しました。
お互いコミュニケーションできないように、それぞれに違う言語を与えました。
みんなでコミュニケーションできるようになったら、また、協力できるようになりますね。
English Mania(動画)
http://www.ted.com/talks/jay_walker_on_the_world_s_english_mania
英語を学んで英語圏の文化を学んだり、素晴らしい美しい発音や表現を身につけることを批判しているわけではありません。
英語が好きな人はネイティブのように話せることを目指せば良いと思います。
ただ、それを目指すあまり、英語をのびのびと話せなくなるのは残念だなと思います。
また、それによって英語嫌いの生徒が増えるのももったいないなと思います。
携帯電話を試行錯誤で学んで、ある程度使えるようになる。
そんなゆるさを残した英語教育していきたいです。
2014年3月30日 23:29 | 記入者: 齋田