人権の学習発表会
松高に行った目的その2を、遅くなりましたが更新します。
2週間前に松高に行った目的のもう一つ目は、
松高が代々大切にしている人権学習の発表会を見学させていただくことでした。
松原高校では、人権についてじっくり学ぶカリキュラムが有ります。
日本中多くの学校でも人権学習を行っているとは思うのですが、松高のちからの入れ方はほんとうにすごい!松高の生徒は、人権学習の中で、人として一番大切なことを学び、そこに共鳴している様に感じています。
人権学習で取り組んでいるのは、様々なマイノリティに関する差別のことです。
なぜ、住む場所や肌の色や、好きになる性別などで差別が起こるのか、
松高の先生方がオリジナルで作成されたカリキュラムでじっくり学んでいきます。
そして、生徒自身の抱えるしんどさも、このカリキュラムで受け止め、学年全体が共鳴する準備をしている(完全に共鳴するのは高3の時かな)、そんなプログラムです。
外部の人間が、好き勝手書いてすいません。
事実と違う部分があるかもしれませんが、私が松高に2年間関わらせて頂いて感じたことをそのまま書きました。
私は松高に行く度、学校全体に漂う優しさを感じています。
しんどさに気づく、しんどい友達をほっておかない、しんどさを貯めこまない。
この、隣の友達のしんどさを共有するという文化が、なんともいえない優しさを生んでいるんだろうなと思っています。
そんな人として大切なことを学んだ生徒のみんなには、
社会に出た後も、負けないで欲しいし、笑っていて欲しいです。
毎回おじゃまして、生徒と話す度に、そう思っています。
そのために私が出来ることは少ないけど、私は松高の生徒のみんなを社会に送り届ける手伝いをするひとつのネジなので、それを全うしなくちゃと思っています。
でも、私にできることは少ないんだな‐。
みんなに会ってしんどさを共有すればするほど、自分がちっぽけになります。
だから、私がまずがんばらなくちゃ・・・。
2014年2月17日 23:16 | 記入者: 仁藤