はい、いいえ。Yes.No.
「本当に要らないの?」「うん」(うなずく)
は日本語で、これをこのまま「うん」=”Yes”に翻訳すると英語ネイティブには逆の意味にとられます。
つまり、「本当に要らないの?」「Yes(要る)」ということです。
私はこれを昔経験してコミュニケーションがぐっちゃぐちゃになった思い出があるので、そこから気を付けるようになりました。
ですが、アジアの友達と英語で話しているとどうやら母語が日本語と同じ構成のようで、
英語で話しているんだけど、「うん」=”Yes”でコミュニケーションしています。
お互いの母語の特徴がそのまま英語に現れて、それでいてコミュニケーションが成立しています。
というわけで、私の中でこの部分のプライオリティをかなり下げました。
生徒が間違って使っていても、むしろ修正しな…(略)
これを使いこなすには相当時間がかかりますし(経験則)、アジアで通じてるならいいかと。
ネイティブとコミュニケーションできなくなったときには、Yes/No以外で答えればよいかなと。
「本当に要らないの?」 「I don't」っていえば完璧かなと。
Yes/No問題は日本人がとても気にするところですが、時間がかかるうえに、代替があるので、
もっと他の大事なところに時間をかけたほうがよいなーと考えています。
「外国語を身につけようとするならば、「教わり慣れ」した学習態度を捨て去り、試行錯誤を繰り返し、
誤解や摩擦を経験しながら学ぶ姿勢をもたなければなりません。」 (『日本の英語教育に必要なこと』)
を読んでいてふとそんなことを思い出しました。
2014年3月15日 23:11 | 記入者: 齋田