生徒と高めあえた瞬間

東京に戻ってまいりました。

今回の出張では様々な収穫があったのですが、
その中でも福岡の高校で行った授業についてご報告いたします。

福岡の高校においては、現在高校1年生の授業が最終段階である
「難しい文章を読み、意見を書く、議論する」段階に入っております。
今回は慶応大学の梅嶋先生にも来ていただき、直接議論する授業を計画しておりました。
しかし、インフルエンザ大流行により、体育館に集めての議論会は危険ということとなり、
泣く泣く各教室での授業に切り替え、各教室を遠隔システムでつないで、
教室ごとの発言を全クラスに共有するという形で意見発表?を行いました。

生徒もはじめての体験でしたので、発表してくれる子が少ないだろうなと予想していたのですが、それがそれが。
出てくる出てくる質問の数々。しかも、全てが鋭く良問。チャイムが鳴っても、生徒がしゃべるしゃべる。
びっくりするほど、主体的な意見を持ち参加できる力を身につけてくれていました。
また、遠隔授業の新しい可能性も見ました。教室にいて学年全員と議論ができる。これは、面白いです。

この感じだと、ゲストが来ての議論大会もばっちりうまくいきそうです。
体育館に集まった時も、今回のように手が沢山あがることを期待しています!
みんな、がんばろうね!

次に、同じ高校の有志を集めて課外活動として議論大会を行いました。
結果的には30名ほどが集まってくれて、学年関係なく、正解の無いテーマに対して深いところまで
到達する議論を行うことが出来ました。
司会をしたワタシ的には、大変面白い議論になったと思っているのですが、
参加した生徒のみんなが、どんな風に感じていたかが知りたいので
このblogを見ている人がいたら、仁藤まで感想を教えて下さい。
一部の生徒のみんなには発言しにくかったかも知れず、私としてはそこは反省点です。
これからは、もっとみんなが発言しやすいように上手く司会進行していきます!

しかしながら、今回の論コミの授業はとてもおもしろかったです。
これが論理コミュニケーションの授業が目指す方向性だな〜と思いました。
私達は、自律・分散・協調ができる個の育成を目指しています。
そのための論理コミュニケーション力です。
このことを生徒の皆も感じ取ってくれたのではないかなと思っています。

久々にワクワクしました!
生徒と高め合える瞬間ってのは、何よりも楽しくてエキサイティングです。

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