余白

私は元来怠け者です。
隙があれば休みます。怠けます。手を抜きます。

でも、私にとってはこの休む時間がとても大切です。
ぼーっと何もしないときに、ふっと考えがまとまることがあるからです。
外の人から見ると、怠けているように見られるから
私自身、怠けている時間は申し訳ないなーと思っちゃってますが、
それでもやっぱり余白が必要。

そう考えていて、ふと思い出しました。
私の高校時代は余白がたくさんあったなーと。
好きな本読んだり、テレビ見たり、イベントに参加したり、
人の話を聴いたり、友人関係や恋に悩んだり。
好きなことに好きなだけ時間使ってたなーと。

私の志の基礎ができたのは間違いなく高校時代の余白です。
今思うと、勉強してたかな?(苦笑)
あの余白の時間にいろんなことを好き勝手考えて大志を勝手に抱いた。
その大志が今28歳に至るまでの人生を決めたような気がします。

日田バスセンターから福岡空港行きのバスに乗って東京に出た、あの日。
バスの車窓から見える日田の景色をみて、心の底から
「日本を変える!」って思ってました。田舎の子ならではの意気込み。
若かった。うん。

故郷を離れる寂しさと、輝いている未来への期待とが入り交じった
あの独特の気持ちは、今も忘れていません。
私の初心だと思っています。


さて、目の前にいる鈴鹿高校の生徒を見ていると
みんな毎日テストテストテスト・居残り居残り居残りで
本当に毎日が師走って感じに見えます。
私の高校時代に、こんなに小テストあったけーとか
こんなに勉強計画しなきゃいけなかったけーとかのほほんと考えたら
やっぱり思い出せない。

小テストあった?うーん。(・_・;)
あったけど、やってなかったのかな。(てへぺろ ←今マイブーム)

とにもかくにも、私には余白が必要だった。
その余白に抱いた大志が今もくすぶっている。
もし、私と同じで余白が必要な子がいるなら
なんとか「なんにもしてあげない」ようにしたい。
大人があれこれ言うよりも、本人が行きあたりばったりで
うんうん考えたほうが、きっと強い想いになる。


さてさて、今週の土日は中学生に向けての説明会を行なっています。
それと並行して来週の月曜日に医学部と看護学部を受ける子たちの
小論指導をしています。
隣で生徒たちがうーんうーん言いながら必死に自分の論を作っている横で
私は大学のレポートを書いたり、長崎の生徒の添削をしたり(笑)
先生と生徒がそれぞれのことを学んでいる、学び舎的な雰囲気。
これが、私は好きだなー。
一緒に学び合う関係が私の理想。

さ、RちゃんMちゃんIちゃん、一緒に頑張るのだ!

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