ICTで全国の学校の教室を自由な組み合わせでつなぐ

梅嶋です。

急きょ、三重に来ました。これから鈴鹿市の教育長さんを表敬します。

昨日、現在の僕の大学での研究の中心となっているSFCプラットフォームデザインラボで自治体や企業の方をお招きして研究会を開催しました。

昨年は、論理コミュニケーションの正式授業を開始しますという宣言をしました。当時は懐疑的な声をでしたが、その予測を裏切ることができ、今回は祝福を頂きました。

テーマは、「ICTを用いて全国の学校の教室を自由な組み合わせでつなぐ」である。僕は鈴鹿市での取り組みを紹介、その他つくば市での取り組みの紹介があった。つくば市の教育委員会毛利先生からは、つくば市では小中学校全市の先生が全市の児童全員を指導していると認識している。それを支えるのがICTである」という意見が寄せられました。

そうだと思います。相互補完をICTが実現するのだ。何を補完するか?。それは、単純に生徒の教育に必要だけれど自分達だけでは創れないものを融通し合えばよい。僕からは、実はかなり教育では自由な設計ができる制度改正の多くが20年以上前から着実に行われていることを報告した。しかし、これら制度改革は活用されていない。さらにこれら制度改革とICTの融合設計が検討されていないことを発表しました。そして、だれが活用に反対しているかも含めてです。

教育のICT化でも、業務改革をせず、現状体制を維持したままでのその場しのぎのICT化がみられる。立場がどうであれ、20代や30代の若手がそこに果実を得られないことをわかっていながら、さまざまな要因を言い訳に改題解決に着手しないのは悲しいことだと思います。

もう、理想論はやめよう。理想を現実社会で実践しないといけない。

 

 

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