論理コミュニケーションの教科書と寄付

梅嶋です。

論理コミュニケーションは、いま三重県鈴鹿市の高校で科目になっています。講義ではありません。科目です。

その意味では、国語算数理科社会と同じです。違いは、国語算数・・・が、国が教える内容を定めてそれを地域の学校が実践する上意下達方式であるのに対して、論理コミュニケーションは、地域の学校が教える内容を定めて、それを市町村、正式には県教育委員会、国に伝えていく下意上達方式を採用している点です。

正式な科目ですから、教科書もあります。拙書「論理コミュニケーション」が教科書に相当します。この国では、正式な手続きを踏めば教科書を学校教育法のもとで制作することができるのです。評論家のように国の教育に批判を言いづけることをしなくても教育にイノベーションを起こすことはできます。

ただ、この挑戦をする中で、多くの人は依存が好きだということもわかりました。誰かがやるべき内容を定めてくれ、その範囲内で頑張るほうが楽だ。安心できる。でも、そうでしょうか?辣腕営業マンの育成も確かに大事です。しかし、同時に、もう頑張るだけではいけない時代が来たのではないでしょうか。そろそろ、未開拓の道を創りはじめる時期が来たと。

論理コミュニケーションの教科書ですが、少ないですが日本全国の県立図書館に寄付させていただき、誰もが読める環境を作りました。教科書を作った以上、Public Interestの形成に寄与する。それも責任だと思っています。

 

 

 

 

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