鈴鹿市市長がやってきた!

こんにちは、仁藤です。

今日は、2年生の論理コミュニケーションの授業に
鈴鹿市市長がゲストとして来てくださいました。

論理コミュニケーションの授業は、「読解」「構築」「議論」に
分かれていて、今日はその中の「議論」の日。
2年生は1学期の間に「高齢者の買い物しやすい街づくりは公がすべきか、私がすべきか」というテーマに対して、論文を読み自分の意見を考えてきました。

ちなみに、生徒は下記のような意見を提出しています。

「公がすべき」
・公は私よりもお金を持っている。私が行うと利益追求になりがち、それにより高齢者のためのサービスができない。

「私がすべき」
・公が行うと制約が多い。一方で、私が行うと利益を上げようと努力したり、競争することで街が栄える。
・利用者(私)が考えたほうが、利用率が高くなる。

「公と私が協働してすべき」
・公にある財源を、私の制約のない環境で運用すべき。
・公が持っている地域の情報と私が持っている改善や無駄なものは切り捨てるという力を融合する。


これら意見について、今日は市長に直接発表できるという
またとない機会でした。

最初は緊張していて落ち着きのなかった2年生も
後半になるとヒートアップして、議論が盛り上がりました。

授業が終わった後は生徒から「もっと議論したい」という声も聞こえ、きてくださった市長に感謝です。

今日の授業で思ったこと、
やはり論理コミュニケーションという授業はあくまでツールの一つ。
最終的な目的は、そのコミュニケーション力を使って社会とつながること、
社会に意見を発信すること、他者の意見を聞き取り、協働すること。
それが少しだけ垣間見えた授業が出来たと思います。


関係者各位、本当にありがとうございました。
皆さんのおかげです。


鈴鹿高校
論理コミュニケーション科
仁藤亜里

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