人を動かすということ

こんにちは、仁藤です。

教育問題は、様々な人が当事者なので論者が多い世界です。
「○○すべき」「これまでの教育の○○が間違っていた。」
このような言葉が、現場にいる先生に直接向けられることも多い。
かつて私も論者でした。

でも、考えてください。
そのような”論”がだれかを批判する”ことば”が、教育を新しく変えたでしょうか。
今の教育制度は大きな変革を遂げていません。
結局は、言葉が実にはなっていなかったということです。

なぜなら、批判するだけは簡単なのです。
口で理想論を言うのも簡単なのです。
どちらも、簡単です。
論者ももちろん居ていいと思います。いろんな人がいるべきです。
でも、論者の方は、言うだけは簡単なのだと、常に自戒すべきだと思います。

大変なのは、その理想を形にして一歩進むことです。
実践して失敗して、それでもめげずに実践を続けることです。

そうすると、その姿やつくり上げた形に、人が動かされていく。
具体的な仲間が増えていく。
行動した結果が人を巻き込む「ことば」になるのです。

私は、大学時代からこのことを思っていたみたいで、
先日、5年前くらいに大学へ寄稿した文章をみつけて自分の変わらなさに驚きました。
http://www.sfc.keio.ac.jp/alumni_stories/20070530.html

このようなことを思い出したのも、最近志を共にする方々と多く出会えているからです。
2週間ほどまえは、大阪市立大学と大阪府立松原高校を訪問し、
それぞれの先生方にとっても力を頂きました。
特に、驚いたのは、松原高校の先生方。2名くらいとお話するのかな?と思って
現地に向かったところ、途中で校長先生をはじめとして3名の先生方がいらっしゃり、
合計5名の先生方とワクワクする話し合いができました。
私たちの活動に人が集まってくれるようになり、
その集まってくださった方々の力でまた私たちも動かされていく。
人が動くとは、相互からでるプラスのエネルギーがこんなに充満することなんですね。

私は今、周囲の仲間に、動かされています。
こんな幸せなことはありません。全ての出会いに、そして時の流れに感謝しています。

と思いながら、帰りの近鉄電車のホームで念願だった551の豚まんを頬張った私です。


さらに、最近は関西圏の大学のみなさまから沢山お問い合わせをいただいております。
この場をかりまして、御礼申し上げます。

さて、現在私は2週間ほど新しい挑戦をしています。(連絡が取りづらくなっており申し訳ありません)
実はとある新しい高校で、国語(現代文と古文)と今まで考えてきたコミュニケーションの理念を結びつけて
授業を行うということにチャレンジ中です。
全てが新しいチャレンジなので、上手くいったりいかなかったりと試行錯誤しています。
また、この様子は次回のブログで報告します。

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