生徒からの嬉しい言葉

春が来たと思ったら、またはだざむい日が続いています。
でも、この春の掴みどころがない感じ、好きです。
つっかまーえたっと思ったら、すり抜けていく感じ、イイです!

さて、春といえば別れの季節。
私が指導した生徒も巣立っていきました。
嬉しかったのは、手紙をたくさんもらえたこと。
中には、この子がまさかこんなことを思ってくれてたなんて!
という内容も多くて、本当に嬉しく思っています。

昨年の途中から、私は生徒に「私は贈り物は頂きません!
持ってこられても絶対受け取らないので、持ってこないでね」という
意志表明をしています。なぜなら、大学に合格した生徒からの
贈り物にキリがなかったためです。
確かに、私が力をかしたところはありますが、
教育とは一人の先生で行なっているものではありません。
私の力がその子のためになったのだとしたら、
それはその子をこれまで育ててくれた先生方や親御さんの力があったから
出来たことです。なので、私に贈り物をしていただくなんて、恐縮なのです。

「受け取らない」宣言をしてからは、贈り物を持ってくる人が減り
思惑どおりの毎日です。

しかし、そんな宣言をかいくぐる生徒がいまして、これまた面白いです。
私がいない間に置いて帰る、という手段です。(あなた達のことですよー笑)
これは、してやられた!という面白いさがあり笑ってしまいました。
さらに彼女たちは引越ししているので
送り返そうにも返し先がない上、運賃の方が高くつく…。
ということで、ありがたく頂きました。
お手紙も感動しました。
私との議論で成長できたという言葉を様々な生徒が書いてくれていて
本当に、一年間頑張って良かったと思えました。みんな、ありがとね。
ぜひ、帰省した際には顔を見せてくださいね。

さらに昨年度1年生だった生徒を連れて、市長へ表敬訪問に行きました。
そちらに関しては、また後日ご報告します。

その訪問の際に、1年間受け持った生徒が大人たちに向かって
「2年生になっても仁藤先生の授業を続けて欲しい」と訴えてくれました。
一人ではなく、数人が…。

先生、泣きそうになりました。

大人たちに向かって、そういう要望をしっかり話せるようになった生徒の成長と、
そして彼女たちの、熱の入った本気の眼差しに、涙が溢れました。

成長したなー。
みんな、成長するなー。
そんな生徒に出会えたことが嬉しいなー。
いろいろあったけど、1年間頑張ってよかった。

今感じていることは、
生徒が一番私のことを見てくれているということ。
その生徒たちの力で、私はやっとこの場所に立っています。

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